「ん?風雅にふさわしいかの試験?」

はぁ?

なに言ってんの疾風とかいう人

しかも何で疑問系?

クラッ

また熱上がったかも…

「まぁあとで詳しく説明してやるからそこに座れ」

慧さんがそういったので

慧さんの向かいのソファーに座った。



き、気まずい・・・

さっきから10分位たつけど

誰もしゃべんないし

3人ともじーっと見つめてくる

疾風さんは、嬉しそうにニコニコと

慧さんは、探るように

殴りかかってきた人は、不機嫌そうに

意識が朦朧としてきた・・・

もうがまんできない!

早く帰りたい!

「話って何なんですか?」

勇気をだして聞いてみると

「え?・・・あぁ!そっかじゃあまず名前は?」

何に納得したのかわかんないけど

疾風さんに名前を聞かれたので

ボッーとしながら

「龍ヶ崎零ですけど?」

と名乗ってしまった、

「へー、学校は?」

「清凛中学」

「何年?」

「3年」

「クラスは?」

「A組」

後々よく考えるとなんであの時

軽々しく名乗ってしまったんだろー?

あんなことが起こるとも知らずに・・・