黒鳥ゲンは
「そうだったっけ?」
とか言って謝ろうとか言う気持ちはこれっぽっちも感じられない。
許せない・・・
これ以上話を聞いていてもムカつくだけと思った私は
「もう終わらせよう」
そう言って黒鳥ゲンの前まで歩いた。
「これだけ強いとはねぇ・・・なぁマジで俺と仲間になんねぇ?」
こ、こいつは!
「絶対ならない!」
ドカッ!
「くっ・・・さすが舞姫・・・覚えてろ・・・よ」
黒鳥ゲンはそう言うとガクッと倒れた
なんていうか・・・
以外に弱かったね・・・
あ!そういえば
「人質にされてる彼女さんってここに居るの?」
「え・・・あ・・・はい、たぶん・・・」
人質をとられている2人は互いに顔を見合わせて困惑していた。
・・・?
私なにかした?
「えっと、どうかした?俺なにかしたかな?」
遠慮がちに聞くと2人の後ろにいた人が口を開いた。
「俺たちのこと捕まえないのか?助けてくれるのか?」
「別に捕まえないし、困ってる人居たら助けるよ?」
私がそう言うと皆して驚いて固まってしまったから
「彼女さん探してくるからこいつ縛っといて」
そう言って黒鳥ゲンを指差して倉庫の奥に向かった。

