零said

私は今黒鳥の倉庫の前に居る

全速力で走ってきたから息を整えているところ

少しして息が整ったところで深呼吸

なるべく心を落ち着けてゆっくり扉を開ける

中に入り真っ直ぐ黒鳥ゲンを見据える

「こんにちは、舞姫」

「・・・疾風は?」

黒鳥ゲンの言葉を無視して問いかける

「せっかちだなぁ・・・じゃあ取引しましょうか」

「内容は・・・?」

「内容はそうだなぁ・・・あんたが仲間になってくれるなら無事に返しますよ?」

「断ったら?」

「2人とも無事ではすまないかな?」

黒鳥ゲンがそう言うと

どこからか赤い服を着た人がたくさん出てきた

朱雀を抜けても赤い服を着るのはやめてないみたいだ

「この人数を相手にできんのか?」

ざっと見渡した感じ約100人

「フッ余裕」

わざと挑発するように言うと

予想どうり私を囲むようにじりじりと近づいてくる

咲にぃが言ってたっけ?

雑魚ほど単純って

「こいよ」

そう言うと一斉に殴りかかってくる

うおーとか

訳のわからないことを叫びながら・・・