「……………」 晴は黙ったまま涙を流す。 悔しそうな顔をして、手をギュッと握りしめていた。 「ごめんな……、涼… 俺、何も言ってやれねぇ…っ きっと今、何言ってもグチャグチャになる…」 親友まで泣かせて。 美海が戻ってくるわけでもないのに、死んだことを認めたくなかった。 見渡せば、制服を着たクラスメートと、喪服を着た大人達。 みんな悲しそうな顔をして、美海の写真を見つめていた。 「先が見えないんだ。」 俺がポツリと言った言葉に、晴が顔を上げた。