「何なのっ、一緒に帰るのはあたしじゃなくてもいいじゃない!
女の子の話ばっか聞かされてっ、あんたと一緒に帰ってても辛いだけだから!!」



そう言って、俺から離れて逆方向に歩き出した。



「ちょっ、姫仲!?」



まさかあんなに怒るとは思わなくて、今更やりすぎたと思った。



ほんと今更…。



急いで後を追う。



「ついて来ないで!!
あたしもう有明のこと好きじゃないんだからね!!」




その言葉に、カチンときた。



いや、俺が怒れるような立場じゃないってことは充分分かってんだけどね?



流石に言い過ぎだろ。










「姫仲、お前今何て言った?」




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