不意に聞こえたその声に、心臓の音が大きくなって、顔が暑くなった。 「姫仲のこと好き。」 そう言った顔に、いつもの子供っぽい表情はなかった。 前を向いたまま、急に大人になったような雰囲気で。 「守ってやりたいって思うし、その少し変わった性格も好きだし。」 ほんとに変わった人だ。 こんな性格のあたしを、好きだと言ってくれるなんて。 「あたしは………好きじゃないこともないような気がするよ。」 あぁ、ほんとに可愛くない。 ほんの照れ隠しが下手くそで、ただの生意気な女にしか見えない。