それから1ヶ月後、美海は家から近い施設に入った。 そして俺は美海に会うために、毎日その施設に通っている。 どれだけ遅くなっても、どれだけ疲れていても。 美海が俺のことを忘れてしまわないように、毎日毎日。 ――――――ガラガラ… 「よっ…」 部屋に入ると、ベッドに座っている美海が居て 俺を見て不思議そうな顔をしている。