[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

「ごめんなひゃい…」


「ったく…」



パッと手を放した。


私は頬っぺたをスリスリした。


「明日楽しみだな。」


初日の出を見に行く。



「うん楽しみ!」



楽しみたい。


明日は私にとってとても辛い日になる。






明日くらいは忘れよう。


私はそう思った。