[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

PLLLLL…PLLLLL…PLLLLL…


「はい…」


「廉?」


「ん…夏愛?」



廉の声は寝起きだった。



「もしかして寝てた?」


「うたた寝してた。」


「ごめん起こしちゃったね…」

「平気。それよりどーしたの?」


「面接終わったから迎え来てもらおうと思って…」


「分かった。今どこら辺?」



廉は「了解。」と言うと電話を切った。