「あ、お帰りなさい!」


廉は私を呆然と見ていた。



「どうしたの?」


「あれ夏愛が作ったのか?」


あれとはキッチンテーブルに置かれているマカロニグラタンとブロッコリーのサラダが置いてある。


「うんそーだよ?」


廉はどんどん笑顔になっていった。



「夏愛の手料理食べれるなんてすげー嬉しい!!!」


「そんなに喜ばれると照れるじゃん…」


「すぐ着替えて来るから!」



そう言ってダッシュで着替えに向かった。