[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

私は電車に乗り続けた。



次の駅だ…



電車が再び走り出す。



ガタンゴトン…ガタンゴトン…




私は外を見ながら懐かしみを感じた。



「懐かしいな…」



笑みがこぼれた。






『間もなく電車が止まります。お降りの際は忘れ物のないようにご注意下さい…』


私は立ち上がりドアへ向かった。



『間もなく扉が開きます。足元にご注意下さい…』


プシュー


扉が開いた。




「夏龍行くわよ。」


私は電車を降りた。