[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

マンションを出たら


「亜衣…」


そこには亜衣が居た。


「行くの?」


亜衣には全部言っている。



私は頷いた。

「そっか…廉の事はあたしに任せて!絶対あたしの事好きにさせてみせるから!」


亜衣は廉が好きだ。


廉幼なじみの亜衣は廉を分かってあげられる。

だから亜衣に任せた。



「亜衣ありがとう…」


亜衣は私に親指を突き出した。


私は笑顔を返して駅へ走った。