[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

「俺さ本気でお前が好きだった。だけどお前は俺じゃない違う奴を想ってる…」



廉…


「行ってくれないか?俺のためにも…」


廉…

廉…

廉…


「行け。夏愛…」


私は夏龍を抱いて財布を持って立ち上がった。














「ありがとう廉。

本当にありがとう…」


それだけ伝えてマンションを出た。