[完]ヤクザが愛する女~Ⅱ~

「13週目だって…すごく遅れたけど今日つわりが来たの…」

廉は何も言わない。



「赤ちゃんを抱えた私なんて廉にとったら邪魔なだけよ…だから出て行く…「出て行かなくていい。」」



え…?


「正直ビビった。赤ん坊が居るなんて…俺はそれを含めて夏愛が好きなんだ。」


廉…


「廉気づいてるんでしょ?私が今誰を想っているか…」


「あぁわかってる。それでもいいから此処に居ろ。」


私はコクンと首を縦に動かした。