あれからすごい話してきた。
楽しそうに昔の話しをする。
すごい嬉しそうに楽しそうに話すから、そうとう中学時代は楽しかったんだと思う。
でも、あたしにはわからない。
ちっとも楽しくなんかなかった。
「・・・どうした?」
あたしがボーっとしてたから心配してる・・・。
「あ、ごめん・・」
「大丈夫か?」
「うん・・」
そしたら日和ちゃんが立ち上がって、
「光莉!ちょっと来て」
あたしの腕を掴んだ。
そしてそのまま保健室に。
「なんかあった?」
日和ちゃんはあたしをベットに座らせて聞いてきた。
「なんもないよ」
「本当?」
「うん」
「よかった」
「心配かけてごめんね。ありがとう日和ちゃん」
「日和って呼んで」
「え・・・」
「日和って言って」
「日和・・」
あたしが名前を言うと日和ちゃ―・・日和は嬉しそうに笑った。