君が好き!





「はー、ついた!

楽しかったな?」


「うん!楽しかった!」



『憧れ』だった瀬川君と

こんなに話せて、

さらには送ってもらっちゃって!


楽しかったなぁ…。


また行きたい…。


「また行こうな?」



あたしの心を読んだように

そう言った瀬川君は

ニッと笑って

うす暗い道を

引き返していった。