あわてて二人を止めて店を出てから、 「あたしは別に大丈夫だよ?」 「ダメよ、美奈!何かあってからじゃ遅いんだよ!?」 奏が叫ぶ。 「…ほら、瀬川。いこ」 「え、いいの?」 送るなんて…いいのかな…? 「いいに決まってるだろ。 まぁ初対面だけどさ。 もっと俺のこと頼れば?」 キュンとしてしまった。