「まず、おれおれ~!」


「俺は、井上亮!バスケ部。好きなことは…歌うこと!

今度カラオケにでも行ったら俺の美声を…」


「はーいっ、次はあたし!相原奏ですっ!」


「遮るなよ!」


井上君のつっこみが飛ぶが、奏はそんなことお構いなしで
自己紹介を続けた。


「バスケ部マネージャーです!好きなことは…うーん…

あ、美奈のお菓子を食べることです!よろしくね!」


「美奈?瀬川ってお菓子とか作れるの!?」


井上君が目をキラキラさせる。


「今度作ってあげなよ」


「う…うん…!」