どのクラスの担任にも、副担任にもまだあの先生は選ばれていない。 「2年2組。」 そういわれてびくっと肩がはねた。 「担任の先生は…吉崎 亜子。副担任は…木下 祐二。」 吉崎…ってまさか! 「みなさん、よろしくね!」 「よろしくな!」 「先生ぃぃ!」「やったーっ!!」 男子の歓声と女子の歓声が混ざった。 吉崎先生、はさっきの女の先生だ。