『どういうつもり…って あぁ、昨日のこと? ごめんね、行けなくて。 話それだけ?じゃあ』 「え」 何か言う前に通話終了のノイズが鳴った。 ツー、ツーと流れる機械音がさらに私をかりたてて… 足が勝手に玄関へ向かい、 自転車に乗って香織の家まで走っていた。