「翔く……ん??」



翔君は 可愛いと評判の菜月ちゃんと
楽しそうに喋っていた。


菜月ちゃんは 翔君にとって
どんな子なの???



「あっ!! 綾香じゃん!!
お前さっき 廊下に立ってたろ??」


あたしに 気付いた
翔君が喋りかけてくれた。



「えっ?? 気付いてたの??」


「当たり前だろ!!」



―――――ドキンッ


翔君卑怯だ……。
一瞬であたしの心を奪ってく。


気付くと 翔君と喋っていた
女の子の姿はなかった。