詩乃にあんなカッコイイ事を言ってしまったけれど。


自分は何も前に進んでない。



あれから、あいつとは何も話してない。


ま、まぁ避けてるのは認めるよ。


でもあたしばっかりが悪いんじゃないもん...って



「何言ってんだか、あたしは..」


ため息を付きながら閉店の用意を始める。


「ありがとうございました」


ラストの15分間、閉店の音楽が流れている。


この曲聞くとなんだか寂しくなるんだよね。



「先輩最近参加してないみたいですね~」