恋するデパートガール



翌日、定時に仕事を終わらせて社員出口に出ると


西島さんが声をかけてくれた。



「お、お疲れ様です」


参ったな


心臓がドキドキしてる。



いくら告白を断るとは言え


これから他の男の人に会いに行くのに。



「あのさ..」

「え?」


珍しく顔を伏せたまま話す西島さんに首を傾げる。


何だろう?

何かあったのかな?


不思議に思ってると


「駄目..限界..」

そう言って肩を震わせた。