どうしよう。 色んな事がぐるぐる回ってどうしたらいいのか分からない。 更衣室で着替えを済ませて社員入口に向かう。 と 「お疲れ様」 やっぱり待ってた、大地の声。 その声がどこかほっとしてしまう。 「お、お疲れ様」 千尋には断りの連絡を入れておいた。 二人で話したいって思ったから。 「良かったよ、詩乃がまだここに勤務で」 「何で?」 「だって他の場所に異動したら見付けられなかったかもしれないからな」 優しい笑顔。 あたしがずっと好きだった、顔。