恋するデパートガール


「そういうのを世間一般に嫉妬って言うんですよ」

「そんなんじゃない!あたしはただ!!」

「矛盾してますよ」


くすっと小さく笑ってそれからあたしの顎を持ち上げる。


澄んだ、きれいな瞳に吸い込まれそうになる。


ゆっくり唇が重なろうとしていたその時だった。


ピピピピ!!

携帯の着信音が部屋に響く。


「ごめん」


離れて電話のボタンを押した。


「もしもし」

「あー俺、昨日、お前帰ってこなかったけど」

「あ、ごめん」

「今日は帰ってくるだろ?」

「あ、うん。今日はちゃんとかえ、え?」

「どうした?」

「あ、ううん、んっ何でもな・・あ」

「ちー?」

「ううん・・」



こんな状態で言えるわけないじゃない。

「もしかして感じてる?」

反対の耳にこそっと耳打ちしてくる。