そう言うと再びデスクに視線を落とした。
やっぱりあたしなんか遊びだったんだ。
本気じゃなかったんだ。
「・・あたしの事、どう思ってるんですか?」
ぽつりと、呟いた。
「平野さん?」
「あた、し」
なんて言えばいいか分からないなんて本当に子供みたいって思うけど。
でも、でもあたし・・
「あたし西島さんの事が」
好き、そう言おうと視線を上げると
「残念だな」
少し困ったように笑って立ち上がった。
残念、どういう・・意味?
「何?俺の体がそんなに良かったわけ?」
突き刺さるようなトゲのある言い方。
サーッっと血の気が引いていくのが分かる。
「ちが、あの」
手を伸ばして服をつかもうとすると
「女ってコワいね、人の心にそうやって土足で平気で入り込んで来ようとする」
「西島さん」
「悪いけど。今の君に魅力なんてちっとも感じないよ」
そう言い捨てると、そのままあたしの横を通り過ぎて部屋を出て行ってしまった。


