恋するデパートガール


もういい大人なんだし、生まれつつある、この感情が何なのか
嫌でも分かる。

でも

あたしは大地の事が・・


「そうやって自分を正当化させるの、よくないよ」

「千尋」

「悲劇は終わったの。悲劇のヒロインの役はもう終わったんだよ、詩乃。
いつまでも引きずってないで前に進みなよ」

「でもきっと西島さんは」

きっとあたしの事何とも...


「だー!もううざいなぁ!そんなの自分で確かめるしかないでしょ!?ったく高校生みたいな事いつまでも言ってんなっつーの!!」

やっぱり。それしかないんだよね。


大人になっても

沢山経験を積んでも


好きな人に告白とか、どう想ってるとか

そういうのは緊張するもので。


経験値を沢山積んでもそれは変わらない。

大人の女だって恋する乙女なのだ。


「千尋、あたしに出来るって言って?」

「大丈夫、詩乃なら出来る!!」


こくんと頷いてアイスコーヒーを飲み干した。


「それで、千尋の悩みはどうなったの?」