恋するデパートガール



シャーッとカーテンを閉められて再びベッドに寝転がる。

参ったな。こんなつもりじゃなかったのに。

意識飛ぶくらいよかったなんて。


千尋のこと、どうとかもう言えないなこりゃあ。

そんなことを思いながら首元につけられた小さな傷を、
愛おしむかのように何度もさすってる自分がいた。





「仕事中にセックスなんて。あたしでもシたことないのにぃ~」

そんな羨ましいみたいな言い方するな。

こっちは後輩とかに罪悪感感じまくりだったのに。


「でも良かったんでしょ?西島さんとのエッチ」

「ま、まぁ」

言葉を曖昧に濁してお茶を飲む。

やっと休日が重なったあたしたちは、ちょうどお互いの家の近くにある表参道のカフェでお茶をすることにした。

もちろん女の話はすぐに男の事になり、かれこれ小一時間、同じような話をぐだぐだ言ってる。

「もうさ~付き合っちゃえばいいじゃん?これを機にさ」

「そんな簡単に言わないでよ」


確かに西島さんは魅力的な人だとは思う。

仕事は出来るし、ルックスだって申し分ないし、
まぁまぁいいとこもある・・らしいし。


「その職場エッチの後、西島さんとは会ったの?」

「そりゃあ職場に行けば向こうが休み以外は会うけど」

「けど?」