とか言ってる割に結構いい顔してるじゃん。
この前はあれだけ大地くんの事で愚痴ってたくせに。
「大丈夫だよ、新しいお薬が効いてるみたいだから」
西島さんにこそっとそう伝えると
「そんなんじゃないってば!!」
聞こえてたのか更にヒートアップする、詩乃のお怒り。
そんな風にマジになるから、からかわれるんだよ、詩乃ちゃん。
「お薬?..って詩乃失恋したの?」
「え、ちがっ」
「違うんだっけぇ~」
「やだ、こういう所でやめてよ!!」
「それ、どういう事?」
あらら、西島さんまで真剣な顔で詩乃を見つめてる。
と丁度いいタイミングでエレベーター到着の音が聞こえてくる。
「そ、それはって..こら、千尋!!」
「では後はお二人で仲良くどうぞ~~!」
背中に詩乃の怒りを感じながらエレベーターに逃げ込んだ。
余計な事言っちゃったかな、って思ったけれど。
でもそれを乗り越えなくちゃ前に進めないよ、詩乃。
それに西島さんのヤキモチ焼いたとこも見てみたいっていうのもあるけど。
そんな事を思っていると
チン!
エレベーターは7階に着いて沢山の人が入って来る。
いつも思うんだけど、紳士服の人達ってカッコいい人ばっかりだよね。
今度合コン計画しようかな..
「よう、千尋じゃん」


