「オジサン~~~!!生二つ~~~!!」
「はいよ~」
お店を出てすぐの居酒屋さん。
そこはあたしと詩乃が昔から通っているお店だ。
最初はよくここで二人で仕事の愚痴を零しまくったっけ。
今は合コンに力を注いでるあたしのせいでこの店を訪れる回数は減ってるけど。
「にしてもさ~あんたキャラ変わり過ぎなのよ、男と女との間でさ」
「変わりすぎって、あたしは臨機応変に対応してるだけだし」
「何か言葉間違ってない?」
「えーだってぇ~、男って可愛い女がスキでしょ?」
「必ずしもそうとは限らないんじゃない?現に西島さんは..その..」
へぇ~西島さんはあたしに惚れてるしって言いたいわけ?
「西島さんは、何よ~?」
わざと質問してみると、どんどん顔が赤くなっていく。
こりゃあ相当意識してる証拠だな。
「それで?西島さんとは昨日あれからどこに行ったのよ?」
ちょうど運ばれたお通しとビールを互いの席の前に直しながら聞くと
「何処にって..別に二人でお酒飲んで..それだけで」
下を向いてぶつぶつ言い始めた。
全くどいつもこいつも恋する乙女になっちゃってさ。
「彼氏候補にすればいいじゃん」


