「え、どういう事?」
興味深々な顔であたしに質問してくる詩乃。
やっぱり意識してるんじゃない。
もしかして..やっちゃったかな?
「えー昨日休憩中に俺も合コン参加したいって言ってきたんだよね」
「なんで?」
「そんなの分かんないよぉ~自分で訊くのが一番じゃないのぉ~?」
なんてイジワルしてみる。
あたしの前で惚気たりなんかするからよ。
「と、とにかく!!あたしは西島さんとなんか絶対に付き合わないんだから!!」
「あー付き合って欲しいって言われたんだ?」
「言われたって..何か彼氏候補にされちゃって..」
へー結構西島さんって慎重なんだ。
それともただ単に奥手なだけ?
「まぁいいじゃん、一回やってみたら?体の相性って意外と大事だよ」
「もう!!千尋ってばいっつもそればっかりなんだから!!」
だってそうでしょ?
相手がどんなに好きでも
気持ちイイセックスじゃないと絶対に付き合えない。
相手がどんな技を持ってるのかも気になるし
それがSMとかなら即破局。
毎回変なエッチや痛いエッチなんかに耐えられるかっつーの。
そんなんで病気なんてしたらあんた責任取れるわけ?
だからあたしはいつも体から入るの。
相手の体の事まできちんと知って。
付き合うのはその次。
まぁこの持論を言ってあたしに共感を持ってくれた人は一人もいなかったけどね。
でもいい、あたしはこれで。
気持ちいい事、その次に愛。
それで十分なんだから。


