「香山先輩……ですよね??」 希が、香山先輩にそう聞いた。 「おう! そうだけど……?」 「うち、希っていいまーす! 朱希の親友でーす」 (希、めちゃブリッこっぽく言ってる…… もしかして希、香山先輩に一目惚れかあ??) 「そなんだー よろしくね!!」 「はい! よろしくでーす」 いつもの、希とは違う。 すごい、目が輝いている……。 ギーンゴーンカコーン 「あ、チャイム鳴っちゃいましたねー」 希が残念そうに言った。 「また、ゆっくり話そうぜ!」 「はいー!! ぜひぜひ!」