慌てて佑斗が、縁側から飛び降りてきた。 「ごめん。大丈夫よ。ちょっと、バランスを崩しただけ」 お腹が大きくなると、バランスが悪くなるんだよね。 「お前は~!心配ばっか、かけさすなよ」 佑斗は、胸を撫で下ろす様に深いため息をつくと、私を軽く睨んだ。 「本当にごめ~ん」 恐る恐る佑斗を見上げる。