「晴彦から、連絡もらったんだよ。だから、すっ飛んで来た」 「佑斗…」 分かるよ。 無精髭が生えていて、きっとすぐに来てくれたんだって思った。 「ねえ、会合は?」 「竜二に任せた。あいつのとこは、先に産まれてるしな」 そうだったんだ…。 「お前は、そんな事を気にするな」 いつもみたいに、素っ気なくそう言うと、黙って腰をさすり続けてくれている。