やっと来てくれたのね。 ホッとため息をつく。 「じゃあ、旦那さんと代わりますから」 「はい、ありがとうございます」 ドアに背を向けているから、晴彦の顔は見えない。 かと言って、振り向く気力もないので、横たわったまま、晴彦にお願いをした。 「晴彦~。腰をさすって」 だんだんと、また痛みの波が押し寄せてきて、思わず顔を歪めた。 「ここでいいか?」