青ざめる佑斗に、困った顔の晴彦。 この二人のやり取りって、真剣なんだけど、どこか笑えるんだよね。 「別にいいよ、佑斗。気にせず行ってきて」 家には、晴彦や他の仲間たちもいるし、特別困る事はないんだけど…。 すると、佑斗は眉間にシワを寄せて、私を睨んだ。 「そういう訳にもいかねぇだろ?父さんたちも、いないんだぞ?」