症状の強く出始めた年の夏


意を決して胃腸科の開業医院を訪ねた





そして 貧血はますます進んでいますねと言われた


そして受けたのが 胃カメラ内視鏡だった。





次の日に大腸カメラが待っているとわかっても

いざ、検査を受けて治療に前向きになっていこうといったレールに
はずみで乗った時から

不安は 健康な時の何分の一かに軽減されていた



あれほど

病を恐れ


何より

手術など受けるとなったときの場合

自殺でもしたほうが楽だと思っていた自分が

大腸検査の前の日は妙に心が落ち着いていた