違うんだよ から
始めても 結局何も変わらなかった

言い訳だと笑うのだが
嘲笑しても 何も変わらず
結局いつも 罪は重ねられる

小さな存在が ちょっと声を上げても
重たい世の中は びくともしない

違うんだよ 違うんだよ
違うんだよ 違うんだよ

どんなに両の掌を合わせても 指を絡めても
祈りからは 生まれない

僕たちは 自分の明日しか見えていない
駅前で箱に小銭を入れても
僕たちが求めているのは 立ち向かっているヒーロー感

可哀想だとか お利口ねとか
なんて浅はかで悲しいのだろうと

しかし それでも罪は重い
泣きながら考えても 必死で討論しても
自己満足ばかりが生まれるのだろう

本当の絶望 出てくる言葉はきっと
他の誰でもない 己に対する否定

僕たちは光を浴びたいがために
犯しすぎてしまった罪に
苦しまなければならない

違うんだよ 違うんだよ
違うんだよ 違うんだよ

気付けば 求める光から遠ざかって巡る

違うんだよ 違うんだよ
違うんだよ 違うんだよ
違うんだよ