――気付くと、こんな日々が始まってから一週間も経っていた。 『あー、今日も疲れた』 あたしは、寮に着いてからすぐに部屋のベッドに飛び込んだ。 「ねぇ、砂希…」 『ん?』 体を起して、梨沙の方を向くと、梨沙はものすごい真剣な顔をしていた。 『え、何?どうしたの』 「あたし、ここ1週間くらいずっと考えてたんだけど……」 何をそんなに考えてたんだろう。 最近は自分のことばっかりで気付かなかった。 『うん、なあに?』 優しい口調で聞いた。 「あのね、あたしね、 ――朝日に告ろうと思う」