『平気平気!!まかせてって言ったでしょ』


梨沙にニッコリと笑いかけた。


梨沙はその笑顔に安心したのか、


「うん。いつもありがと」


そう言って笑った。



いつの間にか教室に着いていて、席に着いた。




――さて。


3通の手紙で何人くるんだろう。

どうやって話をつけようか…。


というか、朝日と付き合ってる梨沙をシメたってなんのメリットもないと思うんだけど。


万が一梨沙と朝日が別れたって、お望み通り朝日が彼氏になってくれるわけじゃないのに。




考えるたびに、時間はどんどん過ぎていった。



もう時計は12時を回っている。



キーンコーンカーンコーン…


ちょうどお昼休みを告げる鐘が鳴った。



『じゃ、行ってくるねー』



梨沙にそう言って、教室を出た。



早く終わらせて昼ご飯食べなきゃ。