――――――


「砂希ー、行くよー?」


『はいはーい』



今日は7月11日月曜日。

あれから1週間がたって、梨沙とはもう元通り。


もしかしたら、前よりも仲良くなったのかもしれない。



梨沙に聞いた話、梨沙もお姉ちゃんに助言してもらったとか。


お姉ちゃん、偉大。



「砂希ー!」

『あー、ごめんごめん』



ちょっとぽーっとしてたら、梨沙はあたしの結構前を後ろ向きで歩いてた。



『ねぇ梨沙、あたしを呼んでくれるのはいいけどそれじゃ転ぶ――」

「わっ」



あぁ!!

今言ったばっかりなのに…



「危なっかしいなー相変わらず」


「あ、朝日」


後ろに転びそうになった梨沙を、朝日が支えた。


『ナイスタイミング…』


梨沙ってどうしてこんなドジなんだろう。


ひやひやするよ…。



あたしは梨沙と朝日の所へかけよった。