ある番組を見ながら母が一言。 「あんたの学校なんて人殺しの父親がいるのになー」 確かに自分の子供を殺めてしまった方の親がうちの学校にはいる。 でも、思った。 「お前がいえることか?」と 決して私はその先生が好きではない。 逆に嫌いである。 あの先生は「自分だけのせいじゃない」と言ったんだから。 ただ母は気付いてないらしい。 私がもうこの家庭にきずななんてないと思っていることを。 血のつながりなんて関係ないと思っていることを 私たちをつなぐ物は鎖でしかないと思っていることを。