歩いていると、急に光が立ち止まった。 「おい、愛叶。何ぼーっとしてんだ? もう家着いたぞ?」 『あっほんとだ! ってもう8時半!? 光家遠いのにごめん!!』 「あ~別にいいよ。 どうせ親仕事だし、遅くても何も言われないし、俺が送りたくて送っただけだし。」 『えっ?親仕事なの? 夜ご飯とか光が作ったりするの?』 「いや、俺はあんま作らねぇ。 てゆうか作れない。」 ぇえ!? それでよく生活していけるね……。