俺はダッシュして10分くらいで学校に着いた。

校門には生活指導の先生が。

「井上っ!お前、捜したんだぞ!?とにかく、もう会長の挨拶があるから早く行きなさい。」

めんどくせーな。

「先生、申し訳ありませんでした。人助けをしていたもので・・・。」

あ、俺は訳あって二重人格。

学校では一応優等生でいなきゃまずいんだよ。

だから生徒会長さんってわけ。

「まあいい。早くしないとみんな困るぞ」

「はい。では、行かせて頂きます。」

また俺は走った。

今日はよく走る日だな・・・。


無事、体育館に着くと新しい制服を着た、俺の後輩になる奴がたくさんいた。

俺はバレないように体育館の裏側に行くと、担任の後藤の姿が。

「井上君!よかった。ギリギリだよ!!次、会長挨拶!」

「ギリギリになっちまって悪いな。」

後藤とは結構付き合いが長いから素でいる。

「それでは、次は生徒会長挨拶。井上君、お願いします」

教頭が言い、俺は会長モードにチェンジ。