「寂しいな~」 独り言を言いながら、行き着けのコスメショップに入った。 ここは、いろいろなメーカーの物を扱っていて、値段もお手頃。 高校生でも、十分、買える値段だ。 「どうしようかな~。やっぱり、これかな?」 焦げ茶色のアイシャドーを手に取った時、誰かが後ろから話しかけてきた。 「そっちじゃなくて、こっちにしろよ」