「咲~。本当にコンパ行かないの?」 「ごめんね、香織。遠慮する」 先輩が卒業して以来、私は放課後は早く帰るようになった。 もしかして、電話があるかも。 エアメールが届いてるかも。 PCにメールが来てるかも。 そんな淡い期待を抱いているから。 「分かった。よ~し!私は新しい彼氏を作る!」