「ごめん。ちゃんと話さなくて…」


先輩は、申し訳なさそうにうつむいた。


本当は、寂しいだけで、先輩を責めたいわけじゃないのに…。


「いいんです。後、一年弱。夢を見させてください。“先輩の彼女“という夢を…」


「咲…」


すると先輩は、私を強く抱きしめてきた。