「じゃあね。香織また明日!」 最初の日以来、先輩の家へ行く事はないんだけど、その代わり会社には行っている。 今日も、早々に香織と別れ、学校から少し離れた場所で、秋山さんとの待ち合わせ場所へと走った。 ちなみに、秋山さんは、運転手さんの事。 最初に会った人は、思った通り、先輩一家のお抱え運転手さんだったのだ。 しかも驚く事に、秋山さんは悠真先輩専属で、ご両親や会社の役員など、他にも専属の運転手さんがいるとか・・・。 知れば知るほど、世界が違う人だな・・・。 先輩って。