車に揺られながら、先輩は私にこう言った。 「これから、放課後は毎日会ってくれないか?」 「えっ?毎日…?」 思いもよらない展開に、ただ唖然としてしまう。 「いろいろ力を貸して欲しいんだ。ただ、これは秘密だからな」 「は、はい。分かりました」 毎日、先輩に会えるんだ。 それを考えると、ドキドキしちゃった。