「意見って…」 そんな仕事の事なんて、分からないよ。 「お前なら、どんな色のアイシャドー買いたい?」 真剣な目の先輩にドキドキしながら、思いつくままに答えた。 「えっと…。ブラウンやカーキ」 「何で?」 何でって…。 部屋には5人の社員さんがいて、みんな私を見ていた。